久留須川の弁慶枠

2008年2月4日撮影


ここは佐伯市直川の久留須川です。 画面中央に四角の台形に組んだ木の枠が3つありその中に
石が入っています。 これを弁慶枠というのだそうです。
実は最近NHKの番組「その時歴史が動いた」の富士山大噴火(幕府復興への闘い)という
番組がありました。 
小田原藩を流れる酒匂川(さかわがわ)は降灰の影響で川底があがり大雨のたびに氾濫、
ついには川筋が変ってしまうほどの被害を受け復興は困難をきわめた。
前代未聞の状況に小田原藩はなす術もなく、復興はまもなく幕府の手にゆだねられることになる。

川の氾濫を防ぐため水流を和らげる目的でこの弁慶枠が用いられたそうです。
その 弁慶枠が今も現存しているのが、この番匠川支流の久留須川に作られたこの弁慶枠です。
NHKの番組でも現存している弁慶枠としてこの久留須川の弁慶枠が紹介されましたので撮影に来ました。

久留須川の弁慶枠は平成12年に
国によって作られたものです。
この久留須川はカーブが多い川です、
水流を和らげるのに江戸時代に
使われていた弁慶枠を
使ってみたのでしょう。

近くには左のような川の流れを
緩くするような工夫もあります。






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