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西寒多神社(ささむたじんじゃ)は、大分県大分市にある神社です。
式内社、豊後国一宮で、旧社格は国幣中社。 かつては西寒田神社とも表記した。
社伝によれば、神功皇后が三韓征伐からの帰途、西寒多山(現在の本宮山)に臨幸し、その証として山頂に白旗を立てた。
当地の人々はこれを崇敬して籬垣を結んで拝んでいた。
応神天皇9年(278年)4月、その地に武内宿禰が祠を建てたのが当社の始まりと伝える。
国史の初見は、『日本三代実録』貞観11年(869年)3月22日条の西寒多神に従五位下を授けるという記述である。
神社の境内に樹齢400年のみごとな山フジがあります(大分市天然記念物)。
4月下旬から5月上旬にかけて長さ90センチちかい薄紫色の花房をつけます。
石橋の万年橋と小川とフジの組み合わせの風景が良く、時の経つのも忘れて見入ってしまうほど見事です。
樹高3メートル・枝張り22メートル・幹回り2メートル 樹令450年
万年橋(まんねんばし)は、西寒多神社の入口を流れる大分川水系寒田川に架かる石造単アーチ橋です。
昭和55年(1980年)4月8日に大分県の有形文化財に指定されています。
軽快で美しい弧線を描く、太鼓橋とも呼ばれる石造単アーチ橋です。
全長22メートル、幅3メートル、11メートルの径間に対してアーチの高さが3.9メートルと低く、
アーチと路面の間も狭いのが特徴です。
江戸時代末1862年(文久2年)延岡藩寒田村の庄屋佐藤氏らが発起し、千歳村の石工後藤氏らによって同年完成しました。
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